今回は、2019年7月19日に発売されたNintendo Switchソフト『MARVEL ULTIMATE ALLIANCE3:The Black Order』(マーベルアルティメットアライアンス3 ザ ブラックオーダー)の個人的な評価・レビューをしていきたいと思います。
マーベルアルティメットアライアンスはこれまでに1と2が発売されていて、本作は3作目となります。
ちなみにこれまでのシリーズは未プレイです。
良い点➡悪い点➡気になる点➡総評・まとめの順に書いています。
記事の内容
『マーベルアルティメットアライアンス3』 評価・レビュー
良い点
選べるキャラクター数が多い
キャラクター数は全部で36体。
‣アイアン・フィスト
‣アイアンマン
‣ヴェノム
‣ウルヴァリン
‣エルサ・ブラッドストーン
‣エレクトラ
‣ガモーラ
‣キャプテン・アメリカ
‣キャプテン・マーベル
‣クリスタル
‣ゴーストライダー
‣サイロック
‣サノス
‣スカーレット・ウィッチ
‣スター・ロード
‣ストーム
‣スパイダー・グウェン
‣スパイダーマン
‣ソー
‣デアデビル
‣デッドプール
‣ドクター・ストレンジ
‣ドラックス
‣ナイトクローラー
‣ハルク
‣ファルコン
‣ブラック・ウィドウ
‣ブラックパンサー
‣ホークアイ
‣マイルズ・モラレス
‣マグニートー
‣ミズ・マーベル
‣ルーク・ケイジ
‣ロキ
‣ロケット&グルート
‣ワスプ
DLCの追加キャラクターを含めるともっと多くなります。
悪い点
アクションが単調
キャラクター数が多いものの、アクションは基本的に弱攻撃・強攻撃の他、キャラクター毎に異なる4つのアビリティ攻撃と1種類の必殺技のみ。
各攻撃に派生攻撃がない=攻撃のバリエーションが少ない。
さらに、キャラクター毎に異なる4つのアビリティも似たような攻撃が多く、キャラクターの特色を生かしたアビリティが少ないため単調なアクションゲームになってしまっている点が残念でした。
個人的には弱攻撃や強攻撃からの派生攻撃に加え、アビリティ攻撃や必殺技の種類も今の2倍は欲しかったですね。
アビリティを強化しても・・・
各アビリティは全部で5段階の強化要素がありますが、基本的には強化要素はほぼ同じで、見た目的には変わり映えしません。
攻撃の見た目や範囲が変わるといった要素が欲しかったですね。
キャラクターの性能差が・・・
各キャラクターの元々のパラメーターや攻撃の範囲、アビリティの性能に差があるせいで、キャラクター次第では、雑魚敵にすら苦戦します。
キャラクター個別のパラメーターはISO-8と呼ばれる装備品で、ある程度強化することもできますが元々の性能差を埋めることはできません。
アクションが単調なのに加えてキャラクターの性能差もあるため、折角キャラクターが36体いても使えるキャラクターは一部のキャラクターのみになっている点が残念でした。
難易度が高い
本作の難易度は初期状態で2つ用意されていますが、一番簡単な難易度でも敵が固くて、攻撃力が高いため使うキャラクターによっては、かなり難易度が高いです。
難易度・キャラクターの性能差・アクションの単調さが相まって、簡単操作で楽しめるアクションゲームではなく、単調でつまらないアクションゲームになっています。
メインストーリーの使い回し
本作には、メインストーリー以外にもINFINITYと呼ばれるサブミッションのゲームモードが用意されていますが、メインストーリーのチャプターをそのまま使い回しているものが多いです。
例えば、メインストーリーのチャプターの一部を切り取って、それをそのままサブミッションにしただけで、出現する敵、宝箱、進むルートも全く同じ等。
そのせいで、他のゲームモードで遊んでいるという感覚にはなれず、ボリュームの水増し感が否めなかったです。
気になる点
AIが操作するキャラクターの行動が・・・
本作をソロで遊ぶ場合には、自キャラの他に3人のキャラクターを選択➡自キャラのみを操作して、残りの3キャラはAIが操作するというシステムになっていますが、AIが操作するキャラクターは、自キャラについてこない、狙いたいと思った敵を狙ってくれない、敵から離れて棒立ちといった行動を取ったりするせいで、イラっとすることが何度かありました。
AIが操作するキャラクターに指示を出して、その指示に応じた行動を取ってくれるようなシステムが欲しかったですね。
日本語音声がない
本作には、日本語音声がありません。
英語音声の日本語字幕しかないので、読んでる暇がない時には読めないこともあった点が気になりました。
コスチュームが2Pカラー
コスチュームを入手するとコスチューム変更が可能になりますが、コスチュームを変更しても見た目的には2Pカラーのような色違いの変化しかない点が気になりました。
キャラゲーなら、もっと別の衣装に変更できるなどの大きな変化が欲しかったですね。
装備品「ISO-8」の分解がめんどくさい
本作の装備品「ISO-8」は、所持上限が決まっていて、上限に近づいた場合には分解して数を減らすまでゲームがプレイできなくなる仕様になっているにもかかわらず所持上限に近づくまでは、「ISO-8」の所持数が表示されないという謎仕様。
さらに、同時に分解できるのは10個までだが、1個ずつしか選択できないため、装備品の分解がかなりめんどくさいです。
やり込み要素の「ISO-8」集めもこのシステムのせいで、結構やる気が削がれました。
総評・まとめ
マーベルアルティメットアライアンス3を一言で表すなら、アクションが単調なキャラゲー
折角、操作できるキャラクターが多いのにそれを生かせていないため、勿体ないなという印象です。
ある程度は楽しめましたが、アクションが単調でメインストーリーも使い回し、さらにやり込み要素もめんどくさく感じてしまったので、飽きるまでは早かったです。
やりこみ要素などを含めるとプレイ時間などは100時間を超えると思います。
これが3,000円~4000円のゲームなら良いんですけど、6000円以上するゲームと考えるとかなり微妙です。
値段が安くなってから買うのをおすすめします。
個人的な点数:40点/100点
プレイ時間:約100時間
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